米国NYのアイコン・イエローキャブになぜ日産が選ばれたのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.06 13:05
日産が一見平凡に見えるミニバンを前面に出しながらニューヨーク市の10億ドルプロジェクトを獲得した秘訣は、米国式実用主義を読み取った日本式ディテールの勝利だった。
まずデザインを変えた。ノートブック・スマートフォンをよく使うニューヨークビジネスマンのために後部座席に乗客用の電源充電器とUSBポートを別に設置した。夜に本を読んだり書類作業をする乗客のために個人用の照明装置も追加で付けた。またニューヨーク高層ビルのスカイラインを楽しもうとする観光客のために車の屋根は透明にした。後部座席に乗客専用エアバッグと坑菌処理されたシーツも設置した。現在アジア・欧州で販売されている日産の同じ車種とは違うイエローキャブ型だ。「都市のイメージを改良する」というマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長の意図を正確に把握したというのが、ニューヨークメディアの分析だ。