【時論】日本人の秩序意識、教育から生まれる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.22 16:06
日本の道徳教育は他人に対する配慮を出発点とする。道徳教育が目標にする主要徳性は社会の秩序と規則遵守、法の尊重、公衆道徳、社会奉仕、責任完遂などだ。親に対する孝行と教師に対する尊敬、そして愛国なども特記するに値する。しかし決して国粋主義をあおるものではない。学年が上がるほど個人の社会的責務を強調するという点も日本道徳教育の特徴とみられる。
結局、日本は道徳教育を通して他人に配慮し、ともに生きていく生活方法を教え、その過程で適切な訓育を認める。こうした教育を通して、日本人は公共の善のために個人の欲求を自制し、権利の主張よりも義務の履行を前面に出す姿勢を学ぶようだ。