【社説】「オデッセイの夜明け」速戦即決が重要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.21 13:27
指導者の悪行と誤った判断が結局、武力介入を招いた。リビアに対する国際社会の軍事介入を承認した国連安保理決議1973号に基づき、昨日未明、米国・英国・フランス・イタリア・カナダなどが参加した連合軍が「オデッセイの夜明け(Odyssey Dawn)」作戦に入った。ムアマル・カダフィの自業自得だ。安保理決議を無視して反政府市民軍に対する攻撃を継続したことで、カダフィは連合軍が介入する最後の口実を提供した。
この状況でカダフィができる唯一の選択は武力使用を直ちに中断して権力の座から退くことだ。粘れば粘るほど罪のない国民の犠牲が増える。しかし残念ながらカダフィは外部の攻撃に対抗し、独裁者が使用する最も卑劣な手法である「人間の盾」で決死抗戦を主張している。連合軍のミサイル攻撃と空襲が予想される軍事施設周辺にすでに子どもと女性を配置したという。いかなる理由であっても正当化されない蛮行だ。