【コラム】北朝鮮の3代世襲と中国の態度(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.22 15:16
「両国最高指導者の共通認識を実現し、中朝友好関係をよく継承、伝授、発揚させるだろう」。これは金正日(キム・ジョンイル)の誕生日祝いを兼ねて北朝鮮を訪問した孟建柱中国公安部長が金正日との面談で述べた言葉だ。 中朝関係の強化と北朝鮮3代世襲体制成功への祈願が込められている。
北朝鮮の金正日は09年1月、金正恩(キム・ジョンウン)を自分の後継者に公式決定した後、権力継承に対する制度的な装置と実際の最高指導者としての地位向上に力を注いできた。 すでに09年下半期からは、いわゆる党中央の「唯一的指導体制」樹立のために、金正日への報告がまず金正恩に報告されている。 人民軍総政治局に続き、国家安全保衛部、軍保衛司令部、内閣など、すべての機関が近い将来の権力である金正恩に詳報しているのだ。