【コラム】時間は中国の味方だった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.07 14:51
やはり‘脅し’だった。 中国を為替操作国と主張する米国の圧力のことだ。 4日、米財務省は中国を為替操作国に指定しなかった。 いや、「指定したくてもできない」というのが正確な表現だろう。 中国の逆襲、自国企業の反発などに耐えられないため、またも伏せておくしかなかったということだ。 「為替操作国」という主張は10年以上も続いている。
ブッシュ前大統領の言葉を思い出す。 ブッシュ前大統領は共和党の大統領候補だった00年5月、議会に対して「中国と自由に貿易をしよう。 時間は私たちの味方だ(Trade freely with China and time is on our side)」と力説した。 論理は簡単だった。 米国の影響で中国経済が成長すれば、中国は必ず自由主義市場経済体制に編入されるという主張だった。 「中国の経済発展は民主化につながる」と述べた。 このため中国は2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟した。