ソウル竜山警察署はキム・スンヨンハンファグループ会長の三男キム・ドンソン氏（２１）を、ホテルのバーで従業員とけんかをし、店内の物品を壊した疑い（財物損壊）で書類送検したと７日、明らかにした。

警察によるとキム氏は先月２６日午前１時３０分ごろ、竜山区のＨホテル地下のバーで仲間と酒を飲み、酔った状態でマイクを投げ、壁面のガラスを割った。キム氏はこれを制止しようとする従業員イ某さん（２２、女）を突き飛ばすなどした。続いて後について入ってきた保安職員チェ某さん（２９）ら２人に拳や足で暴行を加え、軽傷を負わせたと警察は伝えた。

しかし警察はキム氏の暴行の疑いに対し、被害者たちが処罰を望まなかったため公訴権なしの処分とした。強制醜行部分も被害者のイさんが和解後、告訴を取り下げたため、不起訴処分とした。

キム氏は２００６年、カタール・ドーハアジア大会乗馬部門（馬場馬術団体戦）で当時１７歳で金メダルを取った。来月開かれる２０１０中国広州アジア大会に乗馬の国家代表として出場する。現在、米国ダートマス大学地理学科に在学中だ。

この日キム氏はハンファグループ広報チームを通じ「今回のことはどんな言い訳もできない私の過ちだった。被害を受けた当事者の方々にも心よりお詫びする」と明らかにした。




【今日のイチオシ記事】
・韓国・ＥＵのＦＴＡが発効すれば…日本自動車企業が懸念
・【社説】うらやましい…日本のノーベル賞リレー
・ノーベル文学賞にペルーのバルガス・リョサ氏、高銀氏は今回も受賞ならず
・キャンベル次官補「韓米関係はルネッサンスを迎えている」
・釜山国際映画祭レッドカーペットのベストとワーストは？