【社説】北朝鮮の行為と認めれば安保の欠点も直すことができる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.07 12:52
天安艦爆沈事件は涙を流して終えてはいけない。安保態勢にどんな欠点があったのかを徹底的に見極め、二度とこんな悲劇が再発しないように備えなければならない。そんな点から事件発生直前、事前の警告の兆しがあったのに疎かだったという民主党辛鶴用(シン・ハギョン)議員の暴露は大事なのだ。
辛議員は4日、国防委国政監査で「3月26日事件発生直前、わが軍は北朝鮮のサーモン級潜水艇と母船が北朝鮮港から消えた事実を捕捉してからも格別の警戒態勢をもたなかった」と当時、文字交信内容を公開した。これを普段にもあったことだとした国防部の安易な態度はとうてい納得しがたい。民族の悲劇である6・25(韓国戦争)の挑発が平和攻勢の中で行われたという厳然な歴史的教訓をもう忘れたという話か。まして北が報復を誓っていた時点だ。わが軍は骨を削って反省をすべきだ。