【社説】広がる新種麻薬…根絶対策が急がれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.20 11:08
韓国はもう麻薬の安全地帯ではない。大麻・ヒロポンなどすでによく知られた麻薬類のほか、相対的に価格が安く幻覚効果はもっと強い新種麻薬がこの数年間、急速に広まっている。搬入経路もますます多様化している。特に海外インターネットサイトに注文した物が国際郵便で密搬入されるケースが急増しているという。今年上半期に、税関の取り締まりで見つかった麻薬類は104件(81億ウォン相当)で、前年同期に比べて51%も増えたというのが関税庁の集計だ。
一部に限られた麻薬投与の悪習慣がそれだけ広まったということであり、深く懸念される。実際、子どもたちに英語を教えるネーティブスピーカー講師が常習的に麻薬を服用して摘発されたり、若者がよく行くクラブが麻薬流通の中心地に浮上するなど、麻薬が私たちの生活の中に深く入り込んでいることを示す危険信号は一つや二つでない。麻薬は個人の体と心を亡ぼすだけでなく、家族や社会を破壊する毒薬という点を誰もが改めて考えなければならない時期だ。