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【噴水台】悪役

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.15 11:54
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ジョーカーのいないバットマンはどうか。ただがらくた相手の「勇敢な市民」ではないか。知略と策略に優れた「悪党本色」のおかげでバットマンも「スーパーヒーロー」のメンツを維持できたのではないか。映画ではアカデミー賞に輝くジャック・ニコルソン、昨年他界した青春の偶像ヒース・レジャーが演じた「悪役」ジョーカーの存在感がむしろ主人公を圧倒するほどだった。このように劇での「悪役」は主人公を引き立たせるキャラクターだ。「スーパーマン」のレックス・ルーサー、「スパイダーマン」のゴブリンとドクター・オクトパスがそうだ。007シリーズのジェイムズ・ボンドも第1弾「殺しの番号」のドクターノオ、最近作「カジノロワイヤル」のル・シッフルがいなければただの魅力的なプレーボーイにすぎなかったはずだ。

 
悪役がいなければ気抜けするのが西部劇だ。リーバンクリーフは無法者役で独歩的だ。デビュー作「真昼の決闘」で彼の不良ぶりは時計の音と一緒に劇的緊張度を精一杯高める。結局「脚本どおり」主人公ゲイリー・クーパーの銃に倒れ、英雄の誕生を助けるが。「夕陽のガンマン」では「悪者」(TheBad)で出演、「良いやつ」(TheGood)クリント・イーストウッドのスケープゴートになる。キム・ジウン監督の「グッド・バッド・ウィアード」はこの映画をパロディー化したが、「悪者」イ・ビョンホンはとても格好よくて「良いやつ」が光を失った。

たまには悪役のほうが注目を引く。歴史ドラマ善徳女王の「ミシル」が代表的だ。タイトルが善徳女王なのに視聴者たちは無限な権力の「ミシル」にひかれた。後にはブレーキのかかった権力の涙に胸を痛めるまでだった。実際の歴史ではどうなのか。権力闘いの勝者は悪役でも結果的至善か。小説三国志で悪役は断然曹操だ。時には彼の無情さが劉備の厚徳さを、浅い権謀術数が諸葛孔明の神出鬼没の用兵術を引き立たせる。しかし結局曹操の魏は劉備の蜀を滅ぼして後漢に引き続き正史の主人公になる。歴史で悪役は大部分、時代の変曲点に立っている。高麗を滅ぼして朝鮮を立てた太祖、「端宗哀史」の世祖がそうだ。

最近、青瓦台の首席秘書官が「シン・ソニル、キム・ジンギュの役割をしたかったが、ホ・ジャンガン、パク・ノシクも必要だ」と所感を打ち明けた。それなら主人公を輝かせて散り失せる「悪役」だったという意味か。時代的口舌を全身で受ける歴史の「悪役」を意味したのではないか。後者ならその役は太祖の鄭道伝(チョン・ドジョン)だろうか、世祖の韓明澮(ハン・ミョンフェ)なのか知りたい。

パク・ジョングォン論説委員




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