北、核兵器増やす名分とするのか「核戦略体制の見直し」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.07 16:00
オバマ米政権の「核戦略体制の見直し」(NPR)は韓半島情勢にどんな影響を与えようか。バラク・オバマ大統領がこの報告書に関連したニューヨークタイムズのインタビューで、北朝鮮に対する核使用の可能性を残した上、この報告書が核装着トマホークミサイルの廃棄方針を明らかにするということで、少なくない影響が予想される。トマホークは米国が韓国に提供する核の傘の核心戦力だ。
いちばん注目されるのは北朝鮮の対応だ。北朝鮮はNPRに敏感に応じてきた。2001年9・11テロから3カ月後に出したジョージ・ブッシュ政権のNPRを核兵器開発の名分とした。当時、NPRは核兵器保有(核実験基準)をしない北朝鮮 ・イラクなど5カ国が化学・生物武器で米国や同盟を攻撃する場合、核使用を排除しなかった。米国が非核保有国に核兵器を使わないという「消極的安全保障」(NSA・Negative security assurance)に例外を置いたわけだ。北朝鮮はこれを「米国の先制核打撃論」と主張し、核開発につなげ、2度も核実験をした。