【社説】核安全保障サミットの誘致…北核解決に役に立たなければ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.14 13:41
2012年第2次核安全保障サミットの韓国誘致は、韓国外交があげたまた一つの凱歌だ。主要20カ国(G20)首脳会議のソウル開催に続き、国際政治分野の大型首脳会議が韓国で開催されるということは、それだけ韓国の国際的地位が上がったという意味だ。核安保という国際社会の重要なイシューでも韓国が主導的役割ができる決定的きっかけとなるものと期待する。北核問題解決にも寄与する会議にならなければならないことはもちろんだ。
ワシントンで行われた第1次核安全保障サミットは非拡散に焦点を合わせた。47カ国の首脳は核物質や核兵器、核技術が不良国家やテロ団体に流れて行かないように徹底的に遮断することで地球村の核拡散を現水準で凍結することに論議を集中させた。非拡散に焦点を合わせると、イランのようにまだ核開発が完了していない国は論議の対象になったが、北朝鮮のように核開発が終わった国を非核化する問題については論議されなかった。北朝鮮の非核化が切実な我々としては、非拡散にだけ焦点を合わせた核安全保障サミット開催が北核問題解決にむしろ負担になるともいえる。