「略奪された外奎章閣の玉冊、フランス国立図書館に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.19 09:23
1866年、丙寅洋擾(フランス人牧師の処刑=丙寅教獄を契機に、朝鮮とフランスとの間で発生した戦争)で江華島外奎章閣から奪われた朝鮮の文化財がフランスの国立図書館(BNF)にある可能性を裏付ける資料が発見された。これによってフランスが返還を約束した外奎章閣図書だけではなくほかの文化財も返してもらう外交交渉をしなければならないという主張が出ている。
フランス・リヨン3大学のイ・イジン教授(55)は18日1867年、パリ王立図書館(BNFの前身)が作成してフランス極東艦隊所属ピエール・ギュスターブ・ローズ提督に送ったものと推定される文書の写本を公開した。「韓国コレクション」(COLLECTION COREENNE)という題のついたこの文書には外奎章閣儀軌筆写本297冊と印刷本43冊だけではなく、漢文で表記した代理石版3点、屏風のように折ることができる玉で作った玉冊1冊なども書かれている。