イギリス市場調査会社「ゲームスインベストコンサルティング」によれば、昨年、韓国のゲームのグローバル競争力は世界３位だ。ＮＣソフトは北米、ヨーロッパ、中国、日本、台湾、タイの６法人に１２００人の現地人を雇う。ユン・ジンウォン広報チーム長は「ヨーロッパ法人は随時採用をするが、毎回、競争率が数十対１になる」と伝えた。ネクソンは全職員１５００人のうち、米国、ヨーロッパ、日本の３法人の現地役員が５００人ほどだ。ウォーリーさんが勤める米国法人には１５０人の米国人が働いている。ＮＨＮは米国、日本、中国など３つの国に法人を置く。社員１２０９人のうち９７９人が現地の社員だ。特に日本法人６４３人のうち４９１人が日本の社員だ。日本法人マーケティングチームのタカスヒロユキさん（４０）は「現地化され、韓国会社という点をあまり感じることができない」と話している。

◆輸出の“親孝行”に浮上＝韓国オンラインゲームの海外進出は通貨危機時の９８年、ＮＣソフトの「リネージュ１」、ネクソンの「風の国」などで始まった。全輸出額は２００５年５億６０００万ドルから２００８年には１０億ドルを超えた。昨年は１５億ドルまで急増したものと推算される。特に昨年グローバル金融危機の余波にもかかわらず、ＮＣソフトの「アイオン」、ネクソンの「アラド戦記」、ネオウィズゲームスの「クロスファイア」などが海外で善戦した。ネクソン、ＮＨＮ、ＮＣソフト、ネオウィズゲームス、ＣＪインターネットなど国内オンラインゲーム５大会社の海外売上の割合は２００８年２７％から昨年３５％に上がった。ネクソンのソ・ミン社長は「全売上の６７％（約５０００億ウォン）程度が海外でのもの」と話した。ＮＣソフトは昨年、年間売上の６３４７億ウォンのうち４５％を海外であげたと明らかにした。