「韓国がスプリントスケートの金メダルを独占した」（ＵＰＩ通信）

「金メダル候補を抑えた衝撃的な勝利だった」（ＡＦＰ通信）

「イ・サンファの優勝は秘密の勝利公式ではなく‘旧式’の猛練習によるものだった。」（ロイター通信）

スピードスケート女子５００メートルでイ・サンファ（２１、韓国体育大）が金メダルを獲得すると、海外メディアは一斉に「衝撃的」「異変」という表現を使って報道した。

ＡＰ通信は「ジェニー・ウォルフ（ドイツ）と王北星（中国）が優勝を争うと予想されたが、韓国のイ・サンファが予想を覆した。驚きだ」とし「韓国選手が（スピードスケート競技が開催される）リッチモンドオーバルを支配している」と絶賛した。

また韓国の優勝が確定した後、太極旗（テグッキ、韓国の国旗）を持って競技場を回る姿について「いつのまにかリッチモンドオリンピック オーバルで見慣れた場面になっている」と報じた。

ＡＰ通信は、３日前に戦力分析用ビデオの撮影をめぐり韓中ショートトラック代表チーム間でペットボトルを投げるなど神経戦があったことを紹介し、「韓国がリッチモンドオリンピックオーバルで中国を倒した」という記事を載せた。

ＮＢＣ放送の電子版も「異変だ。リ（イ・サンファ）がフォルフを抜いた」と題した記事を載せた。ウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）は韓国の男女金メダル独占について「驚く異変」とし、男子５０００メートルでアジア初のメダルを獲得したイ・スンフン、男子５００メートル金メダリストのモ・テボムを順に紹介した。

◇日本「韓国から学ぼう」＝アジアで独歩的な冬季スポーツ強国だった日本も「韓国から学ぶべき」とし、驚きを表した。毎日新聞は１７日、「中韓から謙虚に学ぼう」という社説を載せた。

同紙は「１９８０年代まで日本は（他の国に）競技技術を伝授する立場だったが、バンクーバーではショートトラック補強のために韓国コーチを招待して学んでいるのが実情」とし「日本がアジアのライバル国家と競争しながらスポーツレベルを高める必要がある」と指摘した。スピードスケートを中継した東京放送の解説者は「男女５００メートルを席巻したのは韓国が初めて。これは大変なことだ」と称賛した。

日本は今大会のスピードスケート男子５００メートルで韓国のモ・テボムに１位を許し、銀・銅メダルを獲得した。５００メートル女子競技には４人が出場したが、５位が最高だった。