２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）出場を狙う太極戦士の競争が熱い。あまりにも競争が激しく、副作用を心配されるほどだ。

代表チームは１３日（日本時間）、南アフリカ・ルステンブルクのロイヤル・バフォケン・スタジアムで現地プロチームのプラチナム・スターズと評価試合を行った。南アフリカのプロリーグで１０位の中下位圏チームだ。優勢に試合を運んだが、結局０－０で終わった。代表チームは最近行われた４試合のうち３試合が無得点。

誰もが主人公になろうとして、誰も主人公になれなかった。サッカーは疎通が重要だが、選手は各自のプレーに集中した。サッカーで最も重要なチームワークが見えなかった。

金斗炫（キム・ドゥヒョン）は試合後、「組織力に問題がある。グラウンドの１１人が一つにならなければいけないが…」と振り返った。盧炳俊（ノ・ビョンジュン）は「犠牲になる選手がいてこそチームは機能するが、そういう雰囲気ができていない」と語った。呉範錫（オ・ボムソク）は「部屋の中でも競争の雰囲気が感じられるほど」と話した。

代表チームのこうした雰囲気は練習場でもそのまま表れている。新しいメンバーが多いせいか、まだ選手が人見知りしている。練習場は新学年の教室のように寂寞感が漂っている。時々コーチングスタッフが声を出すだけで、選手たちは口を固く閉じたまま練習に集中している。朴智星（パク・チソン、マンＵ）、朴主永（パク・ジュヨン、ＡＳモナコ）ら海外組が合流した許丁茂（ホ・ジョンム）チームの練習で笑い声が絶えなかったのとは対照的だ。

過熱競争を感知したコーチングスタッフは鎮火に乗り出した。代表チームのチョン・へソン・コーチは最近、選手らに「競争すればチームがつぶれる。犠牲になればその結果は選手に返ってくる」と強調した。


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