国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は７日、ホームページで、４カ国が参加してカタールで行われた国際親善大会で優勝した北朝鮮代表チームにスポットを当て、「千里馬が２０１０年を華々しくスタートした」と報じた。千里馬サッカー団は北朝鮮代表チームを指す言葉で、１９６６年のワールドカップイングランド大会でベスト８進出の神話を描いたドキュメンタリー映画のタイトルにもなった。

インタビューに答えた北朝鮮代表チームコーチのチョ・ドンソプ氏は、「Ｗ杯南アフリカ大会では厳しい組に入った。しかしカタールでの大会優勝で自信を得た」と述べた。北朝鮮はブラジル、ポルトガル、コートジボワールと同じ「死の組」に入っている。チョ・コーチは「ベスト１６進出のため最後まで戦う考えだ。常にそうしてきたように、目標達成のため闘争心と組織力のわれわれ式サッカーでやっていきたい」と強調した。特にポルトガルにだけは絶対に勝ちたいという希望を示した。

北朝鮮は１９６６年大会のベスト４進出をかけた試合でポルトガルと対戦し、３点を先制しながらも、エウゼビオに４点を入れられ３対５で逆転負けを喫したためだ。チョ・コーチは「すべての試合で最善を尽くすが、特にわが選手たちはポルトガルに必ず勝ちたいとしている。守備と逆襲を強化し、ブラジル戦とポルトガル戦に臨みたい」と話している。

２００７年にカナダで行われた２０歳以下（Ｕ２０）大会で北朝鮮ユース代表チームを率いた。チョ・コーチはキム・ジョンフン監督に代わり今回の大会で采配を振るい、マリとカタールを続けて撃破、最終戦ではイランに敗れたものの２勝１敗の成績で優勝した。


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