現代（ヒョンデ）自動車が今年、中国とインドの工場でそれぞれ５０万台以上の自動車を生産したことがわかった。これにより現代自の今年の海外生産台数は１５０万台に迫る見通しだ。

韓国自動車工業協会によると、現代自動車は１１月までで中国で５１万３０５７台を生産した。昨年の同じ期間に比べ９０．５％の増加となった。現代自の現地法人としては初めて年産５０万台を突破した。現代自インド法人も１１月までの生産台数が昨年より９％多い５０万１９１２台に達した。これは現代自動車が今年世界の自動車市場が冷え込む中でも順調に大幅な成長を続けた中国・インド市場で販売台数を大きく増やしたためとみられる。

両国での成果を基に現代自は今年の海外生産が１５０万台に迫るものとみている。米国、トルコ、チェコにも海外工場を持つ現代自の１１月までの海外生産台数は１３５万９７６台だ。１１月までの実績で昨年通年実績の１１１万７０８３台を２０％以上上回っている。

現代自動車は新興市場の中国・インドの需要が増え続けるものとみて追加投資を計画している。現代自は来年上半期に北京近郊に年産３０万台規模の第３工場建設に着手する予定だ。