「韓国料理応用した料理でフランス人の味覚を魅了」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.22 12:18
キムさんが初めてフランス入りしたのは04年3月だった。新婦の化粧を担当するメーキャップ・アーチストとして4年間働いた彼女は、工場で同じものを作り出しつづけているようなメーキャップに懐疑的になり、留学のためひとりでフランスへ向かった。名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」で9カ月の課程を7カ月で修了した後、ミシュラン・1つ星のレストラン「ザ・キッチン・ギャラリー」と「アトリエ・ド・ジョエル・ロブション」で働いた。
「料理はすればするほどおもしろい。創意性を思う存分発揮できるというところが魅力。しかし私がここに残ることができたのはシャルルのためだった。彼は私のことを“私の心臓”と呼んでいる」。フランスで暮らして5年目となるが、韓国を懐かしく思う気持ちは変わらない。今年70歳の母親のことを思うと親不孝な末っ子という気がして涙が出る。韓国料理も懐かしい。