1973年制定の法律が21世紀の韓国医療を規制(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.14 08:25
投資開放型病院導入反対の震源地は保健福祉家族部だ。全在姫(チョン・ジェヒ)長官は最近メディアとのインタビューで、「営利病院(投資開放型病院)の副作用補完策が確実でなければ同意しがたい」と述べている。
◆なぜ投資開放型病院なのか=医科大学には最も優秀な人材が入ってくる。ほぼすべての学校で医予科の2010年度試験の予想点数は最も高い。こうした現象は10年以上続いている。韓国医療も世界水準だ。肝臓移植、胃がん手術、脊椎手術、整形と皮膚治療など先進国を凌駕する。投資開放型病院を導入しようというのは、こうした優秀資源を利用して新市場を開拓しようというものだ。企画財政部の崔相穆(チェ・サンモク)未来戦略政策官は、「医療を中心にしたオーダーメイド医学、いつどこでも医療サービスを受けられるユビキタスヘルス、医療観光、バイオ産業、健康管理サービスなどで相乗効果を得られる。そうするには資本投資が続かなければならない」と話す。いまは医師の資金でなければ病院に投資することはできない。装備と施設に投資するには資金が必要だが、その道が閉ざされている。