【ニュース分析】オバマ大統領が訪れたアジアは「昨日のアジア」ではない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.20 10:43
オバマ大統領に対する中国の冷遇はよりひどかった。オバマ大統領は中国の機嫌を損ねまいと、アジア歴訪前にダライ・ラマ14世との会見を断った。中国・上海で学生らと会う日程を受け入れ、同イベントを中国全土にテレビ中継しないという中国の方針に屈服した。オバマ大統領は中国を「米国とともに、国際金融システムの整備、気候変動、核不拡散などといったグローバルな懸案を解決していくG2のパートナー」とおだてた。
しかし、中国はG2の栄光を極力遠慮した。G2の地位を得れば、核問題で、イランへの制裁を支持し、二酸化炭素排出量を削減する負担を甘受しなければいけなくなる。中国3泊4日、日本23時間、韓国21時間というオバマ大統領の日程も、同氏の北東アジア歴訪の焦点が中国にあてられたことを示す。それにもかかわらず同氏は中国の胡錦濤・国家主席や温家宝首相から特に得たものがない。