日本のプロ野球巨人の李承燁（イ・スンヨプ）が日本シリーズで最後の名誉回復の機会を得られるか。スポーツニッポンは２７日、巨人が日本ハムとの日本シリーズで李承燁が１塁手として出場すると報じた。

李承燁の１塁手出場は指名打者制度のおかげだ。パ・リーグは巨人が所属するセ・リーグと違い、指名打者制度がある。日本シリーズではホーム球場を使うチームのリーグルールを適用するため、日本ハムのホームである札幌ドームで行われる第１・２・６・７戦では巨人も指名打者を使うことができる。

巨人は打撃に比べ外野守備に弱いラミレスを指名打者に起用する計画だ。ラミレスに代わり守備の好調な亀井が左翼手となる。亀井の本来のポジションは外野手だが、李承燁、アルフォンゾの不振でこれまで１塁手として出場してきた。亀井が外野になれば李承燁には先発１塁手出場の機会が生まれる。スポーツニッポンは「一発長打がある李承燁を８番に入れれば相手投手に息つく暇を与えない打線を作れる」と報じた。李承燁は「先発も代打も準備できた。チームの勝利のためコンディションを作るだけ」とし、今シーズンの不振を振り払う考えを示した。クライマックスシリーズ第２ステージでは代打で３試合に出場し４打数１安打１打点で回復の兆しを見せた。

一方、スポーツ報知は「李承燁１塁出場」のほかに他の腹案もあると報道した。３塁小笠原が１塁に入り、脇谷が３塁に入るというものだ。


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