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【社説】対話に臨みながらミサイル発射する北の二重性

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.14 10:20
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今日から、臨津江(イムジンガン)の水害防止に向けた南北(韓国・北朝鮮)実務会談が開かれる。

政府が2日前に提案したものを北朝鮮が1日後に同意し、実現することになった。実務級だが、2年近く中断されていた南北当局間の対話が事実上再開するものであることから、意味がないものではない。しかし北朝鮮は同時に、韓国が対話を提案した当日、東海(トンへ、日本海)上に向かって短距離ミサイル5発を発射した。すべての弾道ミサイルの発射を禁止した国連安全保障理事会の決議を無視した行動だ。

 
核問題の解決に向け「圧迫と対話」を掲げている韓米日のツートラック政策に対し、北朝鮮が複合的に取り組む格好となっている。今後の朝米交渉に備えてさまざまな伏線を敷き、動いているとみられる。北朝鮮の狙いを正確に把握し效果的に備えねばならない必要性が高まっている。南北対話を受け入れた北朝鮮の意図は「南北間の緊張を緩和せずには朝米交渉が順調に進みにくい」という判断によるものと考えられる。

先月、黄江(ファンガン)ダムを無断で放流したことへの謝罪や再発の防止策などを議題とし韓国側が提案した会談に応じた点が、そうした推定を裏付ける。以前ならば南北関係が「解氷ムード」である状況ですら軽く応じなかったはずの懸案だからだ。離散家族問題などを協議する赤十字会談の開催に同意したのも似たような脈絡といえる。意図がどうあれ、韓国側が指定した議題を扱うことに同意したのは、いったん肯定的な側面がある。

これをきっかけに当局間の対話が持続し、金剛山(クムガンサン 北朝鮮南東部の観光地)の韓国人女性観光客射殺事件など南北が解決すべき懸案に進展があることを期待したい。ひいては核問題の解決策も南北対話で扱われるべきだとの点を北朝鮮に促したい。ミサイル発射の狙いははるかに複合的である。今回発射したミサイル・KN02は最新の機種だ。首都圏はもちろん京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の第2艦隊司令部、建設中の平沢米軍基地まで射程に入れたものと分析されている。

北朝鮮はこうした最新型のミサイルの性能をアピールすることで、韓国・米国に対し軍事的に圧迫を加えようとしたと受けとめられる。移動型の発射台と固体燃料を使ったミサイルであり、機動性に優れているため、韓米連合軍の対処が容易ではないとの点を立証付けようとしたのだ。北朝鮮の意図は軍事的なものにとどまらない。今後行われる朝米交渉で主導権を握ろうとする政治的な狙いもあるとみられる。

北朝鮮の核廃絶に焦点を合わせる米国に対抗し、自国の主張を強めようとしているのだ。つまり米国の北朝鮮に対する「敵対視政策の転換」だ。北朝鮮が言う「敵対視政策」は韓米同盟を直接狙っている。核の傘(核保有国が、その核戦力を背景にして自国や友好国の安全維持をはかること)を含む米国の対韓防衛公約の廃棄、在韓米軍の撤退を「北朝鮮の核放棄」と交換する案を持ち込むとみられる。韓国が最も警戒すべき部分だ。

北朝鮮がいかなる意図をもっていても、韓国は韓国の目的や計画に基づいて状況を制しなければいけない。南北関係、朝中関係、韓米関係、朝米交渉など状況を変えうる重要な諸要素を踏まえ、韓国の国益を最大限に貫徹できる案を作るべきだ。そうするためには急変する状況に振り回されず、冷徹かつ慎重な判断をもとに、戦略的かつ機敏に取り組むことができなければいけない。政府の外交安保能力が実験台にのせられた。


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