‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ（１９、高麗大）が‘決戦の地’パリへ向かった。

カナダ・トロントで練習してきたキム・ヨナはシーズン最初の大会である２００９－２０１０国際スケート競技連盟（ＩＳＵ）女子フィギュアグランプリ第１戦（１５－１８日、仏パリ）出場のため、１３日（以下、日本時間）にパリ行きの飛行機に搭乗した。

今大会は「先に見るオリンピック」として関心を集めている。２０１０バンクーバーオリンピック（五輪）が開催されるシーズンの初大会からキム・ヨナのライバル浅田真央（日本）、０８年世界選手権大会銀メダリストのカロリーナ・コストナー（イタリア）、０８世界選手権大会４位の中野友加里（日本）、２００８世界ジュニア選手権大会銀メダリストのキャロライン・ジャン（米国）など、世界ランキング「トップ１０」に含まれた選手が一斉に出場するからだ。

海外メディアはキム・ヨナの優勝を予想している。ジェニファー・カーク（０４年米フィギュア選手権大会３位）は米ＬＡタイムズ（１３日）のコラムで「今大会には昨年の世界選手権優勝者キム・ヨナと０８年チャンピオン浅田真央が出場するが、私はキム・ヨナの金メダルに賭ける」と伝えた。

フィギュア専門サイト「ゴールデンスケート」は、「キム・ヨナと浅田真央を含めて３人の世界選手権大会メダリストが出場する今大会は、最近では最も激しくおもしろい大会になりそうだ」とし「キム・ヨナは昨シーズン５大会に出場して４回も優勝するほど最高の実力を見せたうえ、総点で世界記録を更新し、バンクーバー冬季五輪の有力な金メダル候補になった。今大会のショートプログラムではキム・ヨナの力強いスケートと快活な表現力が、フリーではさらに洗練された演技力が見られるだろう」と伝えた。

浅田については「０９ジャパンオープンで３回のトリプルジャンプ（トリプルアクセル２回、トリプルサルコウ１回）をすべてミスしたほか、ジャンプも満足がいくものでなかったようだ」と評価した。

キム・ヨナは１４日午後、パリに到着し、現地適応練習をした後、１７日から２日間実戦を行う。


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