中年男性がギャラリーに混じって日本の石川遼（１８）のプレーを見守っていた。 埼玉県で銀行員として働く石川勝美さん（５３）。 息子を６歳の時にゴルフに入門させた勝美さんは、息子が苦戦しているのを見ながらたばこを取り出した。

１１日、天安（チョンアン）ウージョンヒルズＣＣで行われた韓国オープン第２ラウンド。 今シーズン日本プロゴルフ（ＪＧＴＯ）ツアー３勝の石川は２アンダー（５バーディー、１ボギー、１ダブルボギー）をマークし、通算３アンダーで１１位タイにつけた。 石川は素晴らしい実力とともにマナーも身につけていて、日本の中年夫婦の間で‘最高の息子像’として脚光を浴びている選手だ。

勝美さんは「日本では幼い子どもが練習場を利用するのは容易でない。 子どもがゴルフクラブを振り回すのを嫌がり、受け入れてもらえないことが多い。 こうした環境でゴルフを楽しめる状況に対して常に感謝する心を持ちなさいと話している」と述べた。

「石川選手のマナーが素晴らしいが、普段から息子に要求していることがあるのか」と尋ねると、勝美さんは「息子にはスポンサーと招待者、そしてギャラリーに常に感謝の気持ちを伝えるように言っている」と語った。

ドライブショット３００ヤードを飛ばす石川のパワーの秘訣を尋ねると、勝美さんは「毎日食べている日本の米」と答えた。