【社説】北朝鮮はまず「水爆弾」を謝罪すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.09 10:23
北朝鮮の臨津江(イムジンガン)無断放流に対する釈明がむしろ国民感情を刺激している。北朝鮮はダムの水位が上がって放流し、今後は大量放流する場合、事前に通知すると明らかにしたが、それだけだった。放流することになった経緯の説明も納得できないうえ、人命被害についてはいかなる言及もなかった。あきれてしまうような態度だ。北朝鮮が意図的に南側の同胞を怒らせようという目的でなかったとすれば、韓国政府の要求通り納得できる経緯の説明とともに謝罪からしなければならない。
ダムの水位が高まって放流したという北側の釈明からして信じることができない。最近の降水量で、深夜に、それも短い時間に大量の水を放出する理由があったのか。ダムが崩壊寸前でない限り、昼間にもう少し長い時間をかけて放流するのいうのは常識だ。さらに北朝鮮は以前にも何度か突然の放流で臨津江周辺の漁民に莫大な財産上の被害を与えたことがあり、今回も南側に被害が発生することを十分に予想できたはずだ。こうした状況を考えれば、北朝鮮が故意に挑発したという疑いまで生じる。境界地域のダム管理は北朝鮮内閣とともに軍部が管掌している。不純な軍事的・政治的目的で今回の事件を起こしたのではないのか、釈明する必要がある。