【社説】「臨津江の思わぬ災い」いつまで座視するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.07 10:13
昨日未明、北朝鮮側のダムを放水したことが原因で、北朝鮮との軍事境界線に近い韓国の臨津江(イムジンガン)で水かさが急増し、京畿道漣川郡必勝橋(キョンギド・ヨンチョングン・ピルスンギョ)付近でキャンプなどをしていた民間人6人が行方不明になった。それでも緊急出動したレスキュー隊によりキャンプ中の28人が救助され、より大きな災難は免じた。
事故の当日はもちろん、最近大雨が降ったことがないのに、通常2.4メートルの必勝橋の水かさが突然、倍の4.69メートルまで急増したことから考えて、北朝鮮側が臨津江上流の黄江(ファンガン)ダムの水門を開けたものと政府は判断している。問題は北朝鮮が放水前に、韓国側にいかなる通報もしなかった点であり、より大きな問題はこうしたことが今回が初めてでないという点だ。