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ハルピンで撤去された「安重根義士銅像」が帰国

2009.09.01 08:03
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安重根(アン・ジュングン)義士記念館(ソウル南山)の入場券には、コート姿で前に進もうとするポーズを取っている銅像の写真が収めれている。

 
「義挙の現場、ハルピン市に設けられていた安重根義士の銅像」という説明もある。しかしこの銅像は中国にない。8月29日に韓国の仁川港(インチョンハン)に到着、9月1日、通関の手続きを終えてソウル入りする。銅像が帰途についたのは「外国人銅像の建設を許さない」という中国政府の立場のためだ。

銅像の帰国を進めた安重根平和財団青年アカデミー側は先月27日、安義士が死刑判決を受けた旅順裁判所に立ち寄り、鎮魂祭を行った。しかし韓国でも銅像の設置は難関にぶち当たった。旅順裁判所で鎭魂祭が開かれる前日に国家報勲処は「学術的かつ芸術的な価値が検証済みでないハルピンの銅像を公共場所に設けるのは不適切」と、報道資料を出した。

銅像は安義士の家廟(一家の祖先を祭る祠)がある孝昌(ヒョチャン)公園に臨時的に保管される。依然として銅像を設ける場所は用意できていない。アカデミー側は「逝去から100年になっても発見できていない安義士の遺体を見つける心情で作った銅像」とした後「義挙の現場から来た遺体だから、故国が歓迎してくれることを望むだけ」と話した。


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