アラブ系富裕者の交通事故に保険業界がざわめいている。

問題の交通事故は先月２８日南海高速道路で起きた。横道に停車中だったベンツに雨で滑ったソレントがぶつかった。この事故でベンツに乗っていたクウェイト・ドバイ船主協会所属の外国人３人が死亡した。金海（キムヘ）空港から巨済（コジェ）島の造船所に行く途中だった。普段はヘリに移動するが、この日は雨が降っていたため陸路を利用した。

保険業界では彼らが巨額の収入をあげる富裕者なので、保険金も数百億ウォンになるものという分析を出している。交通事故死亡保険金は所得と定年を勘案して決める。しかし結論はなかなか出ない見通しだ。船主の資産と所得を区分するのは難しく、船舶を貸して得たお金を所得と見るかも難しい。ソレント車の保険会社であるＬＩＧ損害保険は「葬礼手続きが終わって損害査定をしなければ保険金を見積れない」とし「たとえ巨額でも１５億ウォンまで負担し、残りは災害保険会社が支給する」と説明した。

一方、今年初め、交通事故で死亡した三星電子元役員の遺族は、最近、加害車が加入していた教保ＡＸＡ自動車保険を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。遺族側の提示した金額は５０億～６０億ウォン台だ。定年をどう見るか、成果給を所得に含むかなどが争点だ。

これまで国内で支給された交通事故死亡保険金は最大３５億ウォンで、中小企業社長の遺族に支給された。




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