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世界首脳が休暇へ…麻生首相は夏休み返上

2009.07.31 10:39
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世界各国の首脳が続々と夏休みに入っている。リゾートでの休養から被災地の訪問など休暇の使い方はさまざまだ。

オバマ米大統領は就任後初めての休暇のため、保養地にある農場タイプの別荘を借りた。最近ジョギングの途中に倒れたサルコジ仏大統領は田舎の別荘で休養を取る計画だという。各種のスキャンダルで苦境に立たされてきたベルルスコーニ伊首相は地震被害の現場を訪問し、自粛の時間を持つ。地方選の敗北で政治的危機を迎えた麻生太郎首相は8月末の総選挙のため夏休みを返上した。

 
◇豪華な別荘借りたオバマ大統領=オバマ大統領は米マサチューセッツ州マーサズビニヤードにある農場スタイルの別荘を借りた。ミッシェル夫人、娘2人と一緒に8月末、1週間ほど滞在する予定だ。米メディアによると、この別荘は取引価格が約2000万ドル(約20億円)で、1週間の賃貸料が5万ドル近い。別荘にはプール、バスケットボールのコート、プライベートビーチがある。賃貸料は大統領とホワイトハウスが共同で負担する。

◇胡錦濤国家主席とサルコジ大統領は静かな休養=中国最高指導部の休暇日程は国家機密だ。北京の消息筋は「五輪1周年記念イベントがある来月8日以降、胡錦濤・国家主席ら指導部が自然に休暇モードに入る可能性が高い」と伝えた。サルコジ大統領は家族と一緒に静かに休養を取る計画だ。サルコジ大統領は近く夫人と家族の別荘がある南仏の保養地コートダジュールへ向かう。サルコジ大統領は就任した06年のバカンスシーズンに高級ブランド・プラダなどの後援で米国を旅行し、マスコミなどから非難されている。

◇休暇返上した麻生首相=最近、衆院解散を行った麻生首相は休暇を返上した。総選挙が30日後に迫っているからだ。地方遊説を行ったり、自民党離脱の兆しを見せている医師会・農協・弁護士会などに支持を訴えながら、厳しい夏を過ごしている。首相官邸の職員と自民党役員らも休暇を返上した。

ベルルスコーニ伊首相も休暇を返上し、今年4月に地震で大きな被害を受けたラクイラの復旧事業の現場を訪問する計画だ。昨年まではベルルスコーニ首相はサルディーニャ島にある豪華な別荘で休暇を過ごしてきた。


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