米マイクロソフト(MS)とヤフーが、今後10年にわたりインターネット検索分野で協力することを決めた。情報検索と検索広告市場でトップを走るグーグルに対抗するためだ。
MSとヤフーは29日、10項目からなる合意文を発表した。これによると、ヤフーは今後10年間にMSの検索エンジン「Bing(ビング)」をヤフーのサイトで使用し、MSはヤフーとヤフーの提携サイト通じて検索広告を行う。ヤフーはMSの技術を活用し、MSはヤフーにアクセスする多くの顧客を獲得する計画だ。その対価として最初の5年間にヤフーのサイトを通じて得た検索広告収益の88%をヤフーに支払うことにしている。