ソウル中央地検特捜3部は、ソウル銅雀区(トンジャクグ)上道(サンド)11地区の再開発過程で区役所の公務員や土地所有主などに65億ウォン(約5億円)を渡した疑い(背任贈賄など)で、施行者であるS住宅の代表取締役キ容疑者(61)を逮捕、起訴したと1日、明らかにした。
検察によると、キ容疑者は、住民が中心になった組合方式事業の代わりに民営開発方式で再開発事業を推進するため、06年から関係者に金品を渡してきた。組合方式の場合、施行者が無許可建物の借家人に移住対策を準備したり、賃貸マンションを建てなければならないが、民営住宅はその必要がなく、さらに大きな利益を得られる、と検察は説明した。