日本で逮捕された女優の故チャン・ジャヨンさん（享年２９）の所属事務所元代表、金鍾承（キム・ジョンスン、４０）容疑者が早ければ来週にも、韓国に送還されるものとみられる。

京畿道盆唐警察署ハン・プンヒョン署長は２５日「金容疑者の身柄を確保するため、日本の警察と協議中」とし「早ければ１週間以内に金容疑者を送還してもらえるものとみている」と述べた。チャンさんに接待を強要した疑いがもたれている金容疑者は２４日午後、東京港区のあるホテルで韓国人の知人と会っていたところ、日本の警察に逮捕された。

検察と警察によると金容疑者を韓国に連れて来るための方法は２つだ。まず犯罪人引き渡し要請がある。警察は４月、金容疑者に対してインターポールに手配を要求し、法務部を通じて日本政府に犯罪人引き渡しを要請した。しかし犯罪人の引き渡し要請は手続きが複雑で最長３カ月の時間がかかる。

このため警察と法務部は追放を通じた強制送還を推進しているという。国内で犯罪行為をした外国人や密入国者を強制的に母国や第三国に退去させる方式だ。犯罪人引き渡しより手続きが簡単で、通常１週間以内で可能だという。すでに外交通商部が金容疑者のパスポートを無効とし、金容疑者が不法滞在状態であることから追放には無理がないものと警察と法務部は見ている。法務部のユ・ホグン国際刑事課長は「日本大使館に駐在する法務協力官（検事）が法務部と協議している」とし「日本の立場でも特別に断る理由はないものとみられる」と話している。


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