「地方大、地域にあった人材輩出を」川口清史立命館大学総長(2)
--立命館大学傘下のアジア・太平洋大学(APU)がまさにそんな努力の一環なのか。
「そうだ。APUは日本初の国際大学だ。在校生の半分が外国人だ。APUではすべての授業が英語と日本語で同時に行われる。1科目に英語の講義と日本語の講義が別にあるシステムだ。APUはまた寮生活を重要視する。すべての外国人学生は1年間、義務的に寮生活をしながら言語と慣習を互いに学ぶことにしている。一種の「リビングラーニングコミュニティ」(Living Learning Community)といえる。これからは日本人学生も1年間、寮生活をすることになるだろう」