パク・チャヌク監督の「サースト」（英語題、原題「コウモリ」）が当初の期待通り、目立った観客動員でヒットを予告した。

４日、映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークによると、先月３０日に公開された「サースト」は３日まで累積観客８２万５５８人を記録し、ボックスオフィス１位に入った。１日～３日の観客数が６３万４４８６人で、同日公開されたハリウッドブロックバスター「ウルヴァリン：Ｘ－ＭＥＮ　ＺＥＲＯ」（４０万４６１２人）と「仁寺洞スキャンダル」（２６万８８０３人）を圧倒した。１週間前に公開され、ボックスオフィス１位を独占していた話題作「７級公務員」（３９万１３９８人）も３位に下がった。

これにより、「ＪＳＡ」（２０００年、５８３万人）で高い作品性に比べて興行で大きな成果を出せなかったパク・チャヌク監督が「サースト」を通じて新しい興行記録を打ち立てられるかどうかに関心が集まっている。

「サースト」は正体不明の血を輸血されてバンパイアになった神父（ソン・ガンホ）が友達の妻（キム・オクピン）と致命的な恋に陥り、予想できない状況に巻き込まれるようになる過程を描いている。ソン・ガンホとキム・オクピンの破格的な露出に、刺激的な素材、第６２回カンヌ国際映画祭コンペ部門進出などで内外の注目を集めている。