三星(サムスン)が次世代成長動力としている発光ダイオード(LED)事業のため、三星LEDという法人を23日に正式に設立した。
三星電子と三星電機のLED部門を統合し京畿道水原(キョンギド・スウォン)と器興(キフン)、中国・天津などに拠点を置く。三星SDI社長を務めた金在旭(キム・ジェウク)氏が初代代表理事社長に就任した。金社長は就任あいさつを通じ、「LED事業は予想より早く成長している。技術開発・生産などすべての面でタイミングを逃さないスピード経営に事業の成敗がかかっている」と述べた。三星LEDは「想像力を明らかにせよ」というスローガンの下、2015年に世界の先頭圏に進入するというビジョンを掲げた。需要が急速に増えていることに対応するため器興工場の遊休半導体設備を年内にLED生産ラインに転換することも検討している。