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【グローバルアイ】消えていく日本の良心

2009.04.23 14:33
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父の海外勤務のため日本で小学校に通った私はアルフォンス・ドーデの短編小説「最後の授業」を日本の教科書で初めて読んだ。 小説は、1871年にドイツとの戦争で敗れたフランスがアルザス地方を奪われ、現地の学校がフランス語教育を中断しなければならない状況を扱っている。 最後のフランス語の時間、アメル先生は「母国語をしっかりと守っていれば監獄の鍵を握っているのと同じ」という言葉とともに、黒板に「フランス万歳」と書く。 1900年代初めに翻訳書で日本に紹介されたこの本は「国語の大切さを教えるのに最も適した教材」に選定され、1927年に国語教科書の教材に採択された。 後に学者らによってアルザス地方の住民はほとんどがドイツ系であり、逆にフランスの侵略でフランス語強制教育が行われたという歴史的な背景が明らかになり、86年以降、日本の教科書から一斉に姿を消した。

小学6年だった私にとって「最後の授業」は母国語の大切さを教えてくれた作品に違いなかった。 担任だった日吉先生は「国語はその国と民族の精神だ。 したがって言語を失うことはその国の精神を失うのと同じようなものだ」と私たちに話した。

 
数日後の社会の時間。 日本の近代史を学ぶ時間だった。 先生は授業の数日前、私に「韓国が日本の植民統治を受けた時代の話を授業時間に聞かせてほしい」と話した。 授業が始まると、先生は「先日の国語の授業で『最後の授業』を読んだが、実は日本も過去に隣国の言語を否定したという悲しい歴史があった」と述べ、私を立たせた。

私は親の助けを借りて書いた植民地時代の話を10分間ほど友達の前で話した。 1910年の韓日合併後、言語と文化が抹殺政策に巻き込まれて創氏改名まで強要された内容、数多くの愛国志士が独立運動で命を失った話などをした。 当時の社会の教科書では「日本が軍事侵略で朝鮮を植民地化し、45年の敗戦と同時に韓国は独立した」という数行の内容がすべてだった。 その日の授業は歴史の真実を児童に教えるという先生の良心と唯一の韓国人であるの私に対する配慮だったのだ。

日本の歴史教科書の歪曲は「新しい歴史教科書をつくる会」が発足した97年以降と知られている。 しかし日本はそれ以前から日本の侵略戦争と植民地支配を積極的に後世に教育せず、消極的な歴史歪曲を続けてきた。 今月初め、文部科学省が「つくる会」の2つ目の中学校歴史教科書に検定合格判定をしたのは何も驚くことでもない。 28日に一般販売されるこの本は、2001年に検定を合格した扶桑社版歴史教科書と同じ内容だ。 韓国侵略の正当化と合理化、侵略戦争を美化する内容などが含まれている。 「つくる会」は全国を回って新しい教科書の優秀性を主張するなど活動を増やしている。 何よりも心配なのは、歴史の真実を知って子どもたちを教えていた日吉先生らが定年を迎えて一線から退いている現実だ。

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