安保懸案を直接指揮…MBのリーダーシップが実験台に(2)
◇「北の要求に対話への意志が敷かれている」=本意であれ他意であれ「バンカーリーダーシップ」で直接北朝鮮への対応を率いている状況で、21日、南北(韓国・北朝鮮)当局間の接触は、李明博(イ・ミョンバク MB)大統領に危機と機会を同時に与えている。
南北協力の象徴となる開城(ケソン)工業団地の運命を決めねばならない岐路に立たされたものの、対話の窓口が開かれ、膠着(こうちゃく)中の南北関係を解消できる機会も得たからだ。李大統領は就任のあいさつで「南北関係も実用のレベルから解決していく」と明言して以来、「核放棄の約束」と「経済的な支援」を交換し合おう、という実用的な北朝鮮関連政策を強調してきた。