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【噴水台】集団催眠

2009.04.14 14:08
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「12月20日、夜の12時に地球は大洪水で滅亡するだろう」。はるか遠い宇宙クラリオン惑星から最後の日が切迫したというメッセージが飛び込んでくる。恐怖にかられた信徒たちが指導者であるマリアン・キーチを追いつめられたように見つめる。神が降臨したかのように宇宙人の口の役割をしてきた彼女は「この教えを信じるすべての者は洪水直前、飛行円盤が来て助けてくれるだろう」という救援の約束を伝える。

ついに終末の瞬間、財産も職業も家族も根こそぎ捨てた信徒たちが一堂に集まって飛行円盤を待つ。しかし5分、10分が経って何時間経っても何も起こらない。苦痛と混乱の中、あちこちでわっと泣き出そうとした瞬間、キーチが驚くべき啓示を知らせる。「君たちの心に感服し、地球を滅ぼさないことにした」あっという間に希望を取り戻した信徒たちが先を争って新聞社と放送局に電話をかける。自分たちの堅固な信頼が人類を破局から救ったことを広く宣伝するためだ。

 
空想科学マンガではない。1954年、米国イリノイ州であった実話だ。現場に参入した心理学者レオン・フェスティンガー(ミネソタ大)が当時目撃したことをもとに、その有名な「認知不調和」理論を出した。人々は自分の信頼と現実が一致せず、困惑すればどちらか一方を歪曲することで不便さを回避しようとするというのだ。また別の心理学者トーマス・ギロビッチ(コーネル大)は、同じ状況をめぐっても気に入った証拠だけ我田引水で受け入れ、途方もない信頼を持つようになる傾向を指摘した。ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンが取り組んだ1960年米国大統領選挙時、2人のテレビ討論を通して相反する反応が出たのがその例だ。ケネディ支持者たちはケネディが、ニクソン支持者たちはニクソンが勝ったとそれぞれ違う考えを抱いていたというのだ。

そうしてみればこのごろ南北で同時進行中のとんでもない集団催眠事態がまったく理解できないこともないようだ。わいろスキャンダルで「ワンショナム」(大々的にショーをする男)から転落した前任大統領にさらに濃い愛情を表現する猛烈ファンや、太平洋に落ちた衛星が地球を回っていると内祝いの宴をする北朝鮮政権や「飛行円盤信徒」たちとちっとも変わらないという話だ。「信仰」のためにあまりにも多くのものをかけた人々だから失敗を受け入れにくいのが当然だ。だから信じたいとおりに信じるほかないのだ。もう一歩進んでこれらが積極的な「伝導」までする理由は? より多くの人が信じれば信じるほど、より正しいと認められる、いわゆる「社会的証拠の法則」にしばられているからだ。あれこれと心理学の勉強が自然にできる時代だ。

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