韓国の携帯電話端末機市場は、三星（サムスン）電子とＬＧ電子がリードし、パンテック・モトローラなどが追いかける構図だった。 少なくとも先月まではそうだった。 しかし今、世界携帯電話‘ビッグ５’のうちノキアとソニーエリクソンが国内参入の準備をしている。
先日、ソニーエリクソンが国内進出を宣言してスマートフォン「ＸＰＥＲＩＡ Ｘ１」を出したのに続き、ノキアは「６２１０ナビゲーター」で８年ぶりに韓国市場をノックする。
昨年７月に「タッチデュアル」製品で韓国市場に進出した台湾スマートフォン専門会社のＨＴＣは最近、ダイヤモンドを形状化した独特なデザインの「タッチダイヤモンド」を出し、飛躍を狙っている。 このほか、企業用に発売されたカナダＲＩＭの「ブラックベリー」、発売時期を調整しているアップルの「ｉＰｈｏｎｅ」も期待作だ。
国内市場にすでに登場している外国製端末機の中ではモトローラが質と量で断トツだ。 「スタータック」「レーザー」で韓国だけでなく、世界的に人気を集めている。 昨年も「レーザー２」と呼ばれるレーザースクエア（「Ｖ９ｍ」のほか、「Ｖ９ｍＬＥ」などを相次いで出した。
今年に入ってもフルタッチフォンのホルダー型の「モトプリズム」を出している。 同社は、世界で１億台以上が売れた「レーザー」を３Ｇ用に改善したモデル「モトローラＬｕＫ」を出し、積極的に市場攻略に動いている。