朝日新聞は23日、「信用格付け会社ムーディーズがトヨタ自動車の信用格付け(現在Aaa)を引き下げる見通しだ」と報じた。11月末にピッチ社はトヨタの信用格付けを10年ぶりにAAAからAAに引き下げた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は信用格付けの見通しを‘安定的’から‘否定的’に下方修正した。
トヨタも世界金融危機による不況で打撃を受けている。渡辺捷昭社長は22日、記者会見で「今年会計年度(2008年4月~2009年3月)は売上21兆50000億円で1500億円の営業赤字になる見通しだ」と話した。2007年は売上26兆2892億円で2兆2703億円の営業利益を出していた。トヨタが営業赤字を出すのは決算を公表し始めた1941年以来初めてとなる。