「6カ国協議の枠組み活用し、核解決策見出すべき」(2)
--93年から97年まで駐韓大使を務めた時代に、北朝鮮に関連した諸事件が起きているが。
「緊迫した場面が続いた。1回目の北核危機の後、カーター元大統領が平壌(ピョンヤン)を訪問し、当時の金日成(キム・イルソン)主席と会って、和解ムードを醸成した。94年に金日成主席が突然死去したのは今考えても残念だ。7月25日の金泳三(キム・ヨンサム)元大統領との首脳会談をわずか20日も残していない状況だった。平壌入りする準備もすべて終えた状況だった。実現されたならば、歴史的なターニングポイントが作られたはずだ」。