ロッテの強硬姿勢に対し、シャネルも黙っていなかった。 ロッテ百貨店の主要売り場から撤収すると通報したのだ。 業界関係者は「シャネルのフランス本社がかなり怒っているようだ」と伝えた。

◆今後の動きは？＝業界では、双方が極端状況まで行くことはない、と予想している。 来年春の売り場改編までまだ時間があるだけに、妥協点を見いだす可能性が高いということだ。 売り場改編は通常、春が近づく２月ごろ行われる。 まだ時間が残っているうえ、自尊心対決で決別するには双方の損失があまりにも大きいと考えられるからだ。

まずシャネルは国内売上の少なくない部分を失うことになる。 今年シャネルはロッテの２５売り場で４５０億ウォンの売上高を見込んでいる。 これはロッテ・現代（ヒョンデ）・新世界のビッグ３デパートの半分に相当する。

ロッテ側も打撃が大きい。 シャネルが撤収した場合、高級イメージに打撃を受け、他のデパートとの競争で不利になる。 仮にシャネル化粧品がロッテから撤収しても、シャネルブティック売り場は維持されると予想される。 双方はこの対立を化粧品売り場に限定させるという立場だ。

シャネルコリアの関係者は「化粧品売り場の問題をファッション方向に拡大しないというのがシャネル側の立場」と話した。 ロッテの関係者は「この問題は実務者の手から離れた状態。 双方の高位層で解決する問題だ。近い将来、円満に解決するだろう」と話した。


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