「来年は自動車産業最悪の年…全世界で業界統廃合の風」
米国に続き日本と欧州の自動車業界も緊張が高まっている。全世界的に自動車の販売量が激減しているからだ。遠からず全世界の自動車業界に大々的なM&A(企業の合併・買収)の風が吹くだろうという見方も出ている。
日本の各メーカーはいったん生産量から減らしている。トヨタ自動車は20日「米国とカナダ地域で来月22、23日に工場の稼働を休止する」と発表した。クリスマスイブ(24日)から年末までに予定された年末休暇に先立ち、2日をさらに休むのだ。米インディアナ工場で作るミニバン「シエナ」の生産量も来年から現在の半分に減らす方針を決めた。インディアナとテキサス両工場で製造する大型ピックアップトラックの生産ラインはすでに8月から稼働が休止された。