中国の空母建造説が事実と確認された。中国国防部外事弁公室の銭利華主任が17日付の英フィナンシャルタイムズ紙とのインタビューで、「中国が空母を建造しても世界は驚いてはいけない。中国は空母を建造する権利がある」と明らかにしたのだ。空母建造説を中国政府高官が確認したのは初めてという点で衝撃的だ。中国は2010年までに4万8000トン級の非原子力空母を建造し、さらに9万3000トン級の原子力空母を2020年までに建造する計画だとされる。すでに空母用操縦士50人を訓練させているとの説もある。
銭主任は、「問題は空母の保有ではなく、空母で何をするかだ」とし、「中国は空母を建造しても、沿岸防衛に使用するだろう」と強調した。沿岸防衛が目的ならば滑走路を作ればよく、あえて莫大なコストをかけて動く空軍基地を作る必要はない。全世界に国益がまたがり世界戦略が必要な国の‘戦力投射’装置が空母であるということだ。