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パク・サンウォン「写真展の収益金は寄付します」

2008.10.22 10:18
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「私の写真作品は独り言で世間と通じているのかわかりません。そうしてみると私にとって写真は演技かもしれません」。演劇・映画・テレビCM・MCと幅広く活躍するマルチタレントのパク・サンウォンが写真の個展を開く。パク・サンウォンはしかし写真の話が出ると慎重な姿勢を見せる。

 
「中学生のときに海外に住んでいた姉から‘キヤノンAE-1’を奪い取るようにして始めた写真撮影がいつのまにか30年を過ぎてました」。

ソウル芸術大学で演劇を専攻していたパク・サンウォンは、一時は写真学科に入ることを考えたほど写真に対する愛着がある。しかし写真を始めた動機は意外にも素朴だった。

「カメラが珍しかった時代、ようやく手に入れたカメラを自慢したくてどこに行くにも肩にかけて行きましたね。カメラを提げるだけじゃなく撮影するポーズも取らなくてはいけない。そうしてるうちに実際に写真を撮るようになりました。お金を稼いでいない私がフイルムを買って現像・印画するために苦労しましたよ」。

‘パク・サンウォンのモノローグ’と題した個展のため、これまで奉仕活動などに出向き内外で取りためた作品のうち45点を選び抜いた。2004年から今年まで、カナダ・中国・イランと、永宗島・済州島などで取った写真だ。展示会の収益金は彼が参加するワールドビジョン、筋肉病財団、多一共同体に寄付する。彼は1988年に筋肉病財団との縁ができ、寄付と奉仕活動をしてきた。

「人気というものは大衆からの借りだと考えます。大衆から愛された私は借金まみれということですね。その借りを返すため知恵を絞っているうちに寄付と奉仕活動を始めることになりました。演技者としての多くの役はほとんどが私の実際の姿よりもよいもので、ファンからはいい人だと見てくれるんですよ」。

奉仕活動をしながら何度が困難にぶつかりもした。「95年のルワンダ内戦の時に奉仕活動を終え宿所に戻る道で、四方が真っ暗な砂漠のようなところで機関銃で重武装した軍人らの検問を受けたんです。でも赤十字社とワールドビジョンのマークを見てそのまま通してくれました」

覚えられないほど多くの団体の広報大使を務めているパク・サンウォンは、「寄付はすべての人が必ずすべきものだと思います。まずは始めてみることが重要です」と話している。

22日に始まる写真展は来月4日まで仁寺洞の寛勲ギャラリーで開かれる。

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