韓国女子プロゴルファーが米国に続いて日本でも旋風を起こしている。

５日閉幕した日本最高権威の「日本女子オープン」で李知姫（イ・ジヒ、真露ジャパン）が優勝した。韓国女子選手は今年、日本女子プロゴルフ（ＪＬＰＧＡ）ツアーで９本のシャンパンを開けている。 李知姫、全美貞（チョン・ミジョン、真露ジャパン）、辛炫周（シン・ヒョンジュ）が２勝、申智愛（シン・ジエ、ハイマート）、イム・ウナ、ソン・ボベが１勝をマークしている。 まだシーズン中だが、韓国選手が昨年収めた優勝回数（６勝）を超えている。

日本ツアーでプレーしている韓国選手は約１５人。 韓国選手は今年開かれた２９大会のうち９大会（３２％）を制している。 ３大会に１大会は韓国選手が優勝しているということだ。 さらに今年のメジャー３大会のうち２大会で優勝し、日本選手を脅かしている。 日本選手らが「韓国選手は違う星から来たようだ」と話すのも無理はない。

特に賞金ランキング１位の李知姫は平均打数・グリーンオン率など主要記録で１位を占め、日本の‘ゴルフ女王’に浮上した。 申智愛も今年、日本大会に４回出場し、優勝１回・準優勝３回という成績を残している。

日本ツアーで活動する韓国人スイングコーチのジェイ・ユン氏は「韓国選手は自分の長所をうまく利用する。 特に精神力が強く、危機脱出能力が優れている」と話した。 さらにイ・エスダやイム・ウナは横峯さくらに並ぶほどの長打力を持つ。

ゴルフ専門チャンネル「Ｊゴルフ」のキム・ソンシク・プロデューサーは「今後は日本ツアーにも多くの韓国選手が進出すると予想される」と語った。 国内ツアーでプレーする選手だけでなく、米国で活躍する韓国選手のうち相当数が日本行きを考慮しているからだ。 日本女子ツアーは年間３７大会を開催し、賞金総額は３８０億ウォン規模。 賞金規模は米国（約６６０億ウォン）の６０％水準で、国内ツアーの４倍にのぼる。

韓国選手をけん制する動きもある。 日本女子ツアーは今年末からルール試験での通訳同伴を禁止した。 ルール試験を日本語または英語で受けなければならず、一部の韓国選手には障壁となる可能性もある。