国内の証券会社で働く中国人の馬さん。 韓国で修士課程を終えた馬さんは「誰よりも韓中関係を客観的と見ている」と話す。 その馬さんも「最近はインターネットを見るのが怖い」と言う。 韓国と中国のインターネット空間には、お互いを誹謗するコメントがあふれているからだ。 馬さんは「書き込みのほとんどが誤った情報や見解に基づくもので残念だ」とし「韓国の反中感情、中国の反韓感情の解消はインターネットから始まらなければならない」と強調した。
反韓・反中感情の中心にインターネットがある。 インターネットを通じて行き来する各種‘怪談’が、両国の未来を責任を負う若者を対立させているのだ。 インターネットの属性が生み出した結果だ。 インターネットは、より刺激的で扇情的なニュースが広がらざるをえない感性的媒体だ。 相手を刺激して興奮させる情報は容易に広がるが、美談などは埋もれてしまう。 建国(コングク)大学新聞放送学科の黄勇碩(ファン・ヨンソク)」教授は「インターネットは本質的に民族主義を強化させる属性がある」と述べた。