現代(ヒョンデ)自動車労組(金属労組現代自動車支部)が2日、ストに入った。 1987年に労組が誕生して以来、94年を除いて毎年ストを行っている。 労組員の意見が無視されることも多く、不法ストも少なくない。 現代自動車労組の‘スト中毒’はなぜ毎年繰り返されるのか。
◇労組内の権力闘争=チョン・カプドゥク金属労組委員長は現代車内の労働運動派閥「実践する労働者会」(実労会)所属だ。 チョン氏は96-97年と99-00年に現代車労組委員長を務めた。 現代車の中にはこうした労働組織が10以上ある。 これら派閥は選挙の度に離合集散し、権力闘争を繰り広げる。 現代車のある組合員は「選挙がある度に他の組織を抑えるために、あらゆる陰湿な攻撃が乱舞する」とし「このため派閥別に競争を繰り広げることになり、ストはその副産物として生まれる」と説明した。