全羅北道長水郡(チョンラブクド・チャンスグン)にある長水小学校の転校生357人のうち20人がダブル(混血児)だ。長水郡の人口は約2万5000人。昨年150組が結婚した。そのうち44人の新婦が東南アジア出身だ。農村男性10人に3人が外国人と結婚したわけだ。「単一民族」という韓国社会の通念が壊れつつある。
中央(チュンアン)日報は、最高裁判所が作成した「03~05年・全国249の市・郡・区別の戸籍申告現況」を入手、分析した。忠清北道報恩郡(チュンチョンブクド・ボウングン)の場合、昨年結婚を申告した205件のうち82件(40.0%)が国際結婚だった。報恩郡の国際結婚率は03年(19.7%)、04年(27.8%)に続き、年々大幅に増えている。農村地域で国際結婚率が40%台になったのは報恩郡が初めて。
その次は、全羅南道咸平郡(チョンラナムド・ハムピョングン、37.6%)、全羅北道任實郡(イムシルグン、37.5%)、全羅北道鎮安郡(ジナングン、37.4%)、忠清北道丹陽郡(ダニャングン、37.3%)の順。全般的に農村であるほど高い数値を見せた。これは、結婚適齢期をのがした農村男性が外国人女性と結婚する最近のすう勢を反映している。