「南側の人たちと一緒に演技するのは初めてなのでぎこちなかったが、ヒョリさんをはじめ南側の人たちが親切にしてくれたので、勇気を出して頑張ることができた」。

三星（サムスン）電子の携帯電話「エニーコール」広告に登場して話題になった北朝鮮舞踊家チョ・ミョンエが、歌手イ・ヒョリとともにエニーコール広告を撮影した後、このように語った。

第一企画は１５日、「チョ・ミョンエとイ・ヒョリが出演するエニーコール２次広告‘一つの響き’を１２～１３日に中国上海で撮影した」と明らかにした。 第一企画は「チョ・ミョンエとイ・ヒョリが登場するエニーコール１次広告は、４月に別々に撮影した後、一つの画面にしたもので、実際に会ったのは今回が初めて」と説明した。

イ・ヒョリのマネジャーであるＤＳＰエンターテイメントのキル・ジョンファ室長は「最初は２人とも非常にぎこちなかったが、撮影中、手を取り合って走る場面などがあり、すぐに打ち解けた」と話した。

第一企画側は「春の１次広告撮影では、北朝鮮側の広告に対する理解不足のため各場面で北側ともめたが、今回はチョさんをはじめとする北側関係者らが積極的に撮影に応じてくれたほか、助言もしてくれた」と明らかにした。

光復（解放）６０周年を記念して‘一つの響き’というテーマで作られた今回の広告は、‘一つの出会い’‘一つの歌’‘一つの希望’の３本に分けられ、来月初旬から放送される予定。

チョさんは今回の広告で国内トップスター級の待遇を受けたが、北側との関係上、モデル料は公開されなかった。